[]　70点

私的ジャック・リヴェット映画祭。『北の橋』の企画に誰も興味を示してくれなかったので、『北の橋』と同じメンバーで別の映画を作ったというのが本作品らしい(プロデューサーは"移調"という単語を使用)。未使用フッテージを使ったのか、新たに撮り直したのかは謎。本編で使われてたシーンも多分あったはず。本作品でのゲームのルールは、63の数字のうち指定されたマス(？)に止まったらマスごとのルールに従って行動を起こすというもの。しかし、ナレーションは基本ガン無視で、オジエ親子がパリ市内をふらふらする映像と銅像の周りをぐるぐるする映像だけで構成されており、ゲームに対するアクションも起こらない。それがゲームなのかもしれない。もうよく分からん。とはいえ、たったの30分でリヴェット流ゲームを楽しめるのでコスパは激しく良い。指輪でもはめたら地下研究所の入り口になってそうな銅像とかクエストで訪れるような廃屋とか見つけてくんの本当に上手いよな。尚、本作品のラストも『北の橋』と同様、ステヴナンによる柔道指導(めっちゃ短い)である。

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【ジャック・リヴェット】
2010年発、存命する最高の映画監督ランキング 50人 （米誌「PASTE」 発表）第39位。

ビュルオジェさんすこなんだ