このレビューはネタバレを含みます
久しぶりに『夢』を観た。
いろいろ記憶違いがあった。
ひな祭りの夢で、向かって右が男雛で左が女雛なのだが、水戸徳川家の所蔵する徳川美術館の展示でも右が男雛だった。
刀は左の腰に付けるので、敵に襲われた場合、刀を抜く時に右側女雛だったら、女雛を斬ってしまう。
この向きが正しい。
記憶の中では逆だった。
あとはゴッホの吊り橋のシーン、空が曇っているように記憶していたが、雲ひとつない青空だった。
赤富士のシーンは原発が爆発して逃げようと右往左往する人々が出てきて、福島第一原発事故を予見していたかのようだった。
『夢』は短編集だが、『赤ひげ』や『どですかでん』も、はっきりした区切りはないが、短編集のようなつくりの映画だ。