尿道流れ者

夢の尿道流れ者のレビュー・感想・評価

(1990年製作の映画)
3.8
豪華絢爛に色付けされた夢の数々。なぜ夢を見るか?この8編の夢はそれぞれ後悔や恐怖、伝承などのテーマが見える。
一番好きだったのは、戦争後、中尉のもとに死んだはずの兵隊達が現れる一編。おどろおどろしい雰囲気と物悲しい訴え。中尉の後悔や悲しみは兵隊達に伝わり、亡霊達は去っていく。戦争の悲しさとそんな中でも芽生えた絆があった。

未来を見通したような原子力批判もあり、原子力が引き起こす無残な未来の夢の話がある。これが夢なら良いけど。