牛丼狂

夢の牛丼狂のレビュー・感想・評価

(1990年製作の映画)
4.0
1990年公開。
黒澤明が監督。

8つの夢がオムニバス形式で展開される。
どれも映像美に富んでおり、それだけで観られる。
内容はシュールであり、人間の本質を突くものである。
とくにマーティン・スコセッシと笠智衆の演技が素晴らしい。
音楽の使い方にユーモアがありミュージカルを連想させるものがある。
全話において長回しが目立つ。
後半に連れて台詞で物語を説明させるのが増えたのは残念だ。
「桃畑」「水車のある村」がお気に入り。
何より一度見たら忘れられないであろう印象の強さが評価できる。
牛丼狂

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