なんで夏にやらなかった！言え！
面白かった！事前に抱いていた大きな期待をさらに超えてってくれる良作でした。こういうジュブナイルが観たかった！
地球に落ちてしまった宇宙船を故郷に帰そうと奮闘する子供たちの一夏の物語。
一つだけ不満ががあるとすれば、なんで夏に上映しなかったのか。
子どもたちの一夏の物語といえば色々な作品が頭に浮かぶけれど、『ぼくらのよあけ』はその中でも子どもたちらしい悩みや壁を丁寧に描いている良作。
その上、濃いSF描写も盛り沢山。なんか難しい言葉を主人公が簡単な言葉にしてくれるので子供も楽しめる作品だ。
ただ綺麗なだけじゃなく、子どもの世界もしっかり描いてるので心が作品の中に入っていく。
クラスメイトとの付き合い方とか、親との付き合い方とか。危なっかしい行動を取るのも実に子どもらしい。
冒険を乗り越えてちょっとずつ変わっていくのもこういう作品らしいね。求めていたものが観られた。
「子どもと大人」って部分もしっかり描いている良作。大人も観てくれ……。
