tokicm

線は、僕を描くのtokicmのレビュー・感想・評価

線は、僕を描く(2022年製作の映画)
3.3
【 いよいよ明日公開! 】
『 線は、僕を描く 』 を少し早く観てました。
筆から見えてくる本質。
殻を打ち破っていく姿に「あっ」と驚く!

漢字1文字で表すなら。。。「 墨 」
ぼくは、十分にこの水墨画の映画を楽しめました😁
墨(ぼく)は、汁分(じゅうぶん)に。。。
隣の方は、2度ほどガクンと(嘘)😁

\オススメ鑑賞方法/
#目黒雅叙園 で #百段階段 で11/27まで企画展。
観賞をより楽しみたい人はオススメ🖌
墨が香る。紙の音、筆の音に耳を済ませて。
劇中の音楽もかかっていて雰囲気が◎

\ こんなヒトにおすすめ / 
水墨画サークルの大学生
水墨画に興味のある人

\ こんなトキにおすすめ / 
止まっていた時間を動かしたい時
そろそろ前に進む時
涙を拭い、心を描きたい時

\ 感想 / 
すっきり爽快系青春映画。

主となる登場人物は4人。
(ポストイットにメモするように4人分を紹介)

主人公は、女性ファン垂涎の横浜流星演じる青山霜介。
このヒトを観るのが目的で映画館に足を運ぶ人・・・。
そういう人もいるんだろうと、もうアキラめますけどね・・・。
過去から抜け出せない、流浪の身。
けれども一度ハマると夢中になるサイコパス。
それにも関わらず・・・声をかけられる。
「私の弟子になってみない?」

声をかけたのは、水墨画の巨匠・篠田湖山。演じるのは、三浦友和。
個人的にこのキャスティングは見応えあり。
貫禄と落ち着きが絶妙にマッチしていて良かったです。

湖山先生については、こんな紹介でどうでしょう?
もう1回?もう1回?もう1回?
一方でなかなかのボケ具合も発揮してくれる役どころで非常に美味しいところでした。
冒頭、圧倒的に引き込まれるシーンがありますので期待してくださいませ!
その巨匠には、孫娘が。

孫娘・篠田千瑛(✕せんえい→◯ちあき)を演じるのは、清原果耶。
まっすぐな瞳と凛とした絵で映画に咲く薔薇のような素敵な存在感。

そして、最後に、江口洋介演じる「西濱さん」は、ひとつ屋根の下で暮らすあんちゃん的な存在。
ただのバイトの先輩かと思いきや、意外や意外。
水墨画を観て・・・
「そこに愛はあるのかい?」(え?水墨画の知識もある人なの?)
頭にタオルを巻いて、料理係。
ラーメンを作る姿が頭に浮かぶ中、篠田湖山の秘書のように、送り迎えもこなす?ピンチの時には・・・
「ここからは、引き取らせてもらおうか?」(わかる人だけわかればいい。。。)
その姿に胸アツ感動。あっ。

今、あって言ったよね???

映画の内容、書いてない。。。

そうそう大事なことを忘れるところでした。
卵は鶏が産んでくれるんですよね。
特売の牛バラ肉も、牛からなんですよね。
水墨画は?

物事の本質にも気づかせてくれて、
一歩前に踏み出すきっかけを感じさせてくれる水墨画サークルに入っている大学生には必見の映画。

仮に、水墨画サークルに入っていない大学生以外の人でも、原作を読んでない人でも、すっきり浄化される映画。
tokicm

tokicm