tokicm

はこぶねのtokicmのレビュー・感想・評価

はこぶね(2022年製作の映画)
4.5
🎬 #はこぶね 🎬を 試写会で観たゾ

漢字1文字で表すなら
 ◤ ◥
  見
 ◣ ◢

\ 詠みます /  
厳しさが 社会の中で 降りかかる 
見る見ないとか 見える見えないとか (字余り)

\✨鑑賞したくなるポイント✨/
主演・木村 知貴 @tomoki.kimura
監督・大西 諒

お二方に、直接、お会いし、お話する機会に恵まれました。
もう・・・感激しかない・・・。
色々な映画を見る中で、作り手、演じ手の考えを知ることができるともっと映画が好きになる。
この映画は、自分のこれからの人生を変えるといってもいいくらい感動体験をさせてくれた。
だからこそ、全力でこの映画を応援したい!

\✨上映のお知らせ✨/
8月4日よりテアトル新宿、
9月1日よりシネ・リーブル梅田にてロードショー
その後全国順次公開!

◥◣ 感想 ◢◤
白杖ついて 変わらず過ごす
住み慣れた街

介護の闇に
障害者のタブー
親族ケアにネグレクト

見えないからこそ 見えるもの
見えるからこそ 見えないもの

🥜 🥜 🥜 🥜 🥜 
といった映画でございましたとさ

現代社会の山積している地域の課題。
介護、高齢、障がい・・・。

介護の要介護認定調査の時には
できるフリではなくて
できぬフリ。

ネグレクトと呼ばれる介護放棄。
障がいや高齢どちらも人の助けが必要…でも
無視・知らん顔・どこ吹く風。

ホワイトハンド。
障害者が抱える性課題。
必要・切実でもタブー。

どうせ知らないだろう
どうせ感じないだろう
どうせ思わないだろう

落花生。
高いも安いも触ってわかる?
見えなきゃ一緒、でも違う。

どうせわからないだろう
どうせ気づかないだろう
どうせ変わらないだろう

でもみんな
安心を求め、住み慣れた町で暮らし続ける。
癒しを求め、住み慣れた町に帰ってくる。
理想を求め、住み慣れた町を離れ旅立つ。

答えがないのが答え。
考えさせられる感が良き◎

社会という“はこ”の中、
地域という“ふね”の上、
尊厳というテーマの下、
この“はこぶね”というタイトルの意味を深く考えるのが面白い。
観た人それぞれの解釈
#君たちはどう生きるか ? いや、君たちはどう捉えるか?

さて、話のあらすじは?

ー 起 ー
小さな港町。
西村は視力を失い叔母に介護をしてもらう。
買い物一緒に行って買うものは・・・
欲しいものよりお買い得品。

ー 承 ー
狭い港町。
同級生の大畑が東京から戻ってきてた。
バス停で見かけて声かける・・・
元気?まぁ元気。

ー 転 ー
綺麗な明け方、港町。
徘徊し、保護してもらい、引き取りに。
車も少なく、運転には好都合・・・
ほら、見える。

ー 結 ー
ずっと変わらぬ港町。
見えてなかった、町の闇。
見えはじめた、町の変化。
見えてわかった、町の美しさ。


鑑賞前の期待値★☆☆☆☆ 
鑑賞後の満足度★★★★★

このギャップが良き◎

観なきゃ損レベル 100% 
映画館へ行こうレベル 80%

こういう福祉系映画が大好物です。
特に答えがないのが答えになる。
だから観る人が考える。
そんな映画を、そういった分野に従事される方々にいつか届けられたらいいなと思っています。

⛩ おみくじで評価するなら ⛩
◀️ 🟥大吉🟧吉🟨中吉🟩小吉🟦末吉🟪凶⬛️大凶 ▶️
この映画は… 
 🟥 大 西 🟥

願望
▶️ 住み慣れた場所でいつまでも

ん?西??大西???
そう、大西監督。
忖度してると言われようが、そんなの関係なし。
この映画から得られた感動は、計り知れない大きさだから。
ということで・・・
 🟥 大 吉 🟥

\ 一言感想 /
ほらっ 視界が限られても見える 世界
tokicm

tokicm