『 霜介くんの話は全体的に
つまらない………。
でも、そこが、いい。』
家族に悲しい出来事が起こり
深く傷ついた青年・霜介。
会場設営のアルバイトで出会った
水墨画に強く惹きつけられた彼は
湖山先生に入門。
湖山の孫娘で霜介の心を撃つ椿を
描いた千瑛と共にその奥深い世界
に分け入っていく。
予告編で描かれた以上の事柄は
一切起きないお話。
だけど、水墨画のパフォーマンス
やビジュアルがすばらしい。
それ以上に主演の横浜流星さん
と、千瑛を演じた清原伽耶さん
が紙に向かう姿が『美しい』。
気のいいオッサン『西濱さん』が
湖山一門の危機を『湖峰先生』に
変身して救う場面もブラボー。
湖山先生に扮した三浦友和さんも
予告編ほどオネエ感強くなくて😅
ちょっと安心しました。
霜介の最後のパフォーマンスは
作品も含めてしっかりと魅せて
欲しかったなぁ………。
劇場鑑賞通算587本目。