ツネイシ

線は、僕を描くのツネイシのレビュー・感想・評価

線は、僕を描く(2022年製作の映画)
3.9

『 霜介くんの話は全体的に
 つまらない………。

 でも、そこが、いい。』


家族に悲しい出来事が起こり
深く傷ついた青年・霜介。

会場設営のアルバイトで出会った
水墨画に強く惹きつけられた彼は
湖山先生に入門。

湖山の孫娘で霜介の心を撃つ椿を
描いた千瑛と共にその奥深い世界
に分け入っていく。

予告編で描かれた以上の事柄は
一切起きないお話。

だけど、水墨画のパフォーマンス
やビジュアルがすばらしい。

それ以上に主演の横浜流星さん
と、千瑛を演じた清原伽耶さん
が紙に向かう姿が『美しい』。


気のいいオッサン『西濱さん』が
湖山一門の危機を『湖峰先生』に
変身して救う場面もブラボー。


湖山先生に扮した三浦友和さんも
予告編ほどオネエ感強くなくて😅
ちょっと安心しました。

霜介の最後のパフォーマンスは
作品も含めてしっかりと魅せて
欲しかったなぁ………。

劇場鑑賞通算587本目。
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