夏

線は、僕を描くの夏のレビュー・感想・評価

線は、僕を描く(2022年製作の映画)
3.3
「目に見えなくなった命」をどう捉えるか。
それを主人公(霜介)の心の変化と共に描いている映画だった。

心に傷を負った霜介は、偶然見かけた一つの水墨画に涙する。水墨画の巨匠に弟子入りし、そこで出会った千瑛も悩みを抱えており、お互い補完し合いながら成長していく。

変化(形が変わる)してしまったことで、忘れてしまい見えなくなっていたものを、この映画では「線を描く」ことで表現し、そこには命が見えるような気がした。

水墨画を描くシーンは、迫力があるというよりは、何かが生まれてくるワクワク感を感じれるような演出で良かった。
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