何となく興味を抱いた「線は、僕を描く」を初鑑賞してみた。特に何の予備知識もないが水墨画を題材にしているのはパッケージからも推測される。
監督は小泉徳宏。突然やけど過去に観た作品を振り返ってみたい。「タイヨウのうた」「ガチ☆ボーイ」「ちはやふる」かな。まぁ、ぶっちゃけると、そこまでハマってはいないが青春的な作品が多い印象。
さてと、絵心ある芸術的な作品は割りと好み。そこに、エンターテイメント性を持たせている作品かな。とりわけ見ていると水墨画の世界も奥深いようだ。
うん、中々と面白い。水墨画と言う未知な世界ではあるが、そこまでマニアックなテイストではなく手軽で見易さを追求しているようにも思える。
キャスティングも良い感じ。三浦友和は言われてみると水墨画の巨匠っぽい雰囲気。頑固で取っ付きにくいタイプでは無く優しさと厳しさを兼ね備えた感じのようにも思える。和服が良く似合う。
江口洋介は今まで見てきた、どの役柄にも当てはまらず俳優としての幅を広げたようにも感じる。そして、おいしいトコロを見事に、かっさらわれた印象も強い。
とにかく、水墨画と言う世界でキラキラ輝く若手が二人。深みや重みは足りないがエンタメ路線で起承転結もしっかりしていて好印象なのだ。