このレビューはネタバレを含みます
最高。前作もそうだったけど、単純な1対1の構図じゃないだけに、交差点のシーンよろしくストーリーが何度も方向転換する。けど散らかった感じはしない。なぜなら「悪いヤツは何としても捕まえる！」という根本は至って単純だから。
前作にも増して脇役まで全員キャラが立ってた。登場したただけでニマニマするようなキャラクターがあっけなく退場してしまうのがこの映画の面白いところではあるけど、惜しい気持ちにもなる。プロ集団のボスらしきスーツの男とか、中国から来たプロたちとか、もっと見たかった。
その点ソンソックのキャラは思ってたよりインパクトに欠けるかなという印象だったけど、「悪役ソンソック」を堪能するための極力シンプルな味付けだと考えればOKだし、道路横断猪突猛進ダッシュが最高すぎてどうでもよくなった。
すっかり不憫キャラになってしまったイスが愛せるし、頼もしくなったホンソクに目頭が熱くなったし、1作目の思いがけないオマージュ(？)もあったりしてファンサも抜群。
班員同士の掛け合いも磨きがかかっててめちゃくちゃ笑った。飲み屋のラストシーンが良すぎる。
