TOTTOさんの映画レビュー・感想・評価

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窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

5.0

何せ原作が大傑作なので不安だったけど、黒柳徹子さんが度重なるオファーを断り続けてきた中で初めて映像化を勝ち取ったのがこの作品で本当によかった。
ちんどん屋さんから晴れやかな空を見上げるタイトルインでも
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エグザイル/絆(2006年製作の映画)

5.0

ジョニートー特集ありがとう。初めての劇場鑑賞、観終わった瞬間「生まれてきてよかった」と思えた。2回行きました。
全シーン全カット神がかってる。面白くない瞬間が1分たりともない。開始10分で傑作であるこ
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小説家の映画(2022年製作の映画)

5.0

疲れた…
90分ずっと胃が痛いホンサンス映画は初めてかもしれない。
ホンサンスベスト3には入る。最高だった。

殺しのはらわた(2006年製作の映画)

5.0

1秒先の展開が読めない。30分の尺でこんなにびっくりさせられたの初めて。めちゃくちゃ。最高。でもめちゃくちゃに見えてすごくキレイにまとまってる。気持ちいい。
短い出演時間でカッコよすぎる黒沢清、元スタ
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

5.0

面白すぎる。面白くない瞬間がない。全シーン全カット最高。キャスト全員神。スクリーンを見るのに忙しくてセリフがひとつも頭に入ってこないので何が起こってるのか全然分からないけど、とにかくずっと面白い。何が>>続きを読む

花札渡世(1967年製作の映画)

5.0

キャラクター描写もストーリーもテンポも人物の何気ない所作も台詞もすべてが完璧な映画だけど、音がなくても楽しめるくらい何より画作りが天才的すぎる。
建物やフレームを利用した奥行きのある構図がいちいちキマ
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ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界(2022年製作の映画)

-

ここ数年のディズニー映画でダントツつまらなかった。
大筋のストーリーは(特に意外性とかはないけど)よかった。けど人物描写とドラマパートが乱雑すぎる。一貫性がないというか、キャラクターの軸がしっかりして
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アルマゲドン(1998年製作の映画)

5.0

20年ぶりくらい、細部の記憶がほぼない状態での初の劇場鑑賞、とてもよかった。
150分をまったく飽きさせないテンポの良さ、次々に襲い来るトラブルの緊張感、色んなドラマを詰め込んでるけどくどくない。
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LOVE LIFE(2022年製作の映画)

-

冒頭、カフェでの山崎紘菜の横顔が禍々しいとさえ思えるほどあまりに恐ろしくて、後々の展開に説得力が増す。
平和な休日の昼下がりに、なんてことない顔をして突然不幸が訪れる感じ、深田監督はやっぱりこういうの
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人質 韓国トップスター誘拐事件(2021年製作の映画)

-

ただのファンジョンミンアイドル映画だと思ってそんなに期待してなかったけど、かなり満足。
ファンジョンミンという俳優のパブリックイメージや経歴がストーリー展開やトリックに上手く生かされてて、結構凝った印
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ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)

-

冒頭のシーンがすごく良かったので期待したけど、どうしても日本版と比べてしまって全体的に微妙。日本版の脚本をそのまま落としこんだ部分が結構あるんだけど、それが見事に全部ハマってない。
特に妻夫木聡が演じ
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窓辺のテーブル 彼女たちの選択/ザ・テーブル(2016年製作の映画)

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『最悪の一日』が良かったので観た。最高だった。この監督はノアバームバックとかホンサンスに通ずるものがある。
特に2番目の男女のエピソードが良かった。ずっと目線を合わせないチョンウンチェのフラストレーシ
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犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

最高。前作もそうだったけど、単純な1対1の構図じゃないだけに、交差点のシーンよろしくストーリーが何度も方向転換する。けど散らかった感じはしない。なぜなら「悪いヤツは何としても捕まえる!」という根本は至>>続きを読む

灼熱の魂(2010年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

主人公より少し早いタイミングで観客は真実に気づくと思うんだけど、にもかかわらず、主人公が真実を知った瞬間が一番の戦慄。映画を観ててあんな風に全身に鳥肌が立った経験はほかにない。間の取り方とかも完璧なん>>続きを読む

キングメーカー 大統領を作った男(2021年製作の映画)

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えっ、ただの薬局店主が影としてのポジションを獲得するまでの過程を見たかったのって私だけ?タイトルインしたら急に右腕になっててビックリしてしばらく気持ちが置いて行かれた。
たったひとつのエピソードでいい
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セルビアン・フィルム(2010年製作の映画)

5.0

10代のころに怖いもの見たさみたいな感じで観てから10年近く経つので記憶が曖昧だったけど、どのシーンもちゃんと見覚えがあって、記憶を取り戻していく主人公の気分だった。あの瞑想?での笑っちゃうカメラワー>>続きを読む

ブラック・フォン(2022年製作の映画)

5.0

最高。中盤までは、別にこれ被害者の幽霊だけが協力者で良かったんじゃ?という気がしてたけど、夢の中で車に乗り込むところでぶち上がってニヤッニヤしてしまった。こういうの好きな人には確実に刺さるのでズルい。>>続きを読む

神は見返りを求める(2022年製作の映画)

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吉田恵輔の中でもぶっちぎりにヤバイ。序盤からマックススピードで2時間ひたすら苦痛。途中でギブアップしたかった。
吉田恵輔のエグみだけを集めて煮詰めた純度200%の悪趣味映画。絶対二度と観ない。
ここま
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

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なんか落とし所がすっきりしないし、(原作未読だけど)小説向きであって映画向きではないなと感じた。最後の面会室のシーンダレすぎ。ラストも蛇足に感じた。
グロ描写も中途半端だし、それならもっと韓国映画っぽ
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モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

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エゴマの葉あたりは泣けたので、南北が心を通わせていくシーンがもう少し欲しかったところ。クライマックスはほぼただのカーチェイスだったし。(車4台串刺しワンカットは良かった。)
そういう意味では『ハナ』と
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UNFRAMED/アンフレームド(2021年製作の映画)

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ソンソックの『再放送』が一番良かった。
さすがドキュメンタリー監督を目指してただけのことはあるなと思うくらい細やかな部分への洞察力があって、穏やかでありながら憂鬱な休日午後のけだるい空気感を描くのが上
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サイバー地獄 n番部屋 ネット犯罪を暴く(2022年製作の映画)

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事件の残虐性や被害についてはこの映画では半分も伝わらないけど、むしろそういった点にばかり焦点が当たってきた事件だからこそ、犯人を逮捕するまでの過程を描いたドキュメンタリーというのが新鮮で良かった。
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手紙と線路と小さな奇跡(2021年製作の映画)

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後半やりすぎ感あるし泣かせにかかってる感じが鼻につきつつも、乗せられてもいいやと思える愛しい作品だった。
パクジョンミンとイムユナの魅力が100点。
電話口で叫んでたセリフを最後父親に返してたら嗚咽し
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連鎖(2018年製作の映画)

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この映画は肝心な部分は何も明らかにされず、真実は明確に描かれてない。「明確に描かないための演出」がむしろわざとらしく感じられるほどに。
なのに観客という神の視点から勝手に主人公の潔白を確信し、感情移入
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ただ悪より救いたまえ(2019年製作の映画)

5.0

大満足。『新しき世界』みたいな硬派なノワールを期待してたけど、エンタメに振り切ってて良かった。恐ろしくテンポが良い。無駄がない。
ファンジョンミンは元々こういう役が似合うけど、とにかくイジョンジェ最高
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沖縄やくざ戦争(1976年製作の映画)

5.0

最高。良い意味で体感時間120分超え。
もはやアクション映画かってくらい本気のカーチェイス、多彩な暴力描写、サブキャラ同士のバディ感、千葉真一の強烈キャラなどなど満足感たっぷりでお腹いっぱい。
それぞ
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緋牡丹博徒 お竜参上(1970年製作の映画)

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加藤泰は『花札勝負』も『お命戴きます』も良かったけど、緋牡丹博徒全8作の中でもこれが一番好き。
バチバチに決まりまくる構図、高密度の狭い部屋で定点長回しでもまったく飽きさせない画、雪と菅原文太。眼福の
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アレックス STRAIGHT CUT(2020年製作の映画)

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オリジナルよりこっちの方が好きかもしれない。(と思うのもオリジナルありきかもしれないけど)順序的にゲイバーでの殺人がレイプより先だと気持ちの置き場がないので……
オリジナルは何年も前に観たきりなので、
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砂の惑星(1984年製作の映画)

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これ、ヴィルヌーヴ版が公開された今こそ再評価のときでは??
今くらいCGが発達してればそりゃ上手く実写化できるだろうけど、1984年にこれを撮ってると考えれば……
改めて見ると砂虫のシーンとかもバリバ
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逃げた女(2019年製作の映画)

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これは……近年のホンサンスの中で一番好きかもしれない。
猫を嫌がる隣人との会話が最高なんだけど、その男性がフレームアウトした後の猫がやばい!こういうのを神懸かってるっていうんだな。いつもヘンテコだなっ
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モデル連続殺人!(1963年製作の映画)

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作り込まれた画面が素晴らしくてひたすら眼福。
最初に殺された女性が、トンネルみたいに生い茂った木々の奥の霧の中からフッと現れるカットがカッコよすぎて痺れた。

僕の中のあいつ(2018年製作の映画)

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パクソンウン目当てで観たのに社長本体がほぼ寝たきりで出てこなかったっていうのが誤算だったけど、その間もずっとパクソンウンを見てた気がするくらいジニョンの演技が素晴らしかった。(パクソンウンがジニョンの>>続きを読む

マングラー(1995年製作の映画)

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新文芸坐のトークショーで篠崎誠が言った「暖簾分け」という言葉が面白すぎて永遠に忘れたくないのでメモ。
まだ何も起こってなくても恐ろしい怪物にしか見えない冒頭の工場シーンが100点の怖さ。絶対に劇場で観
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殺人鬼から逃げる夜(2020年製作の映画)

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自ら通報するというサイコっぷりを冒頭で見せることで、その後の展開にツッコミを入れさせないようにするのは上手かった。けどあの兄の究極の選択みたいなのはさすがにないわ。無理矢理すぎ。そこから冷めた。
まあ
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悪魔を見た(2010年製作の映画)

5.0

超久しぶりに再見。思ってた以上に最高だった。
もっと韓国のジトジト陰鬱!ひたすら暗くて胸糞!な復讐映画に振り切ることもできたと思うけど、結構エンタメ寄りに作ってもいるから面白いんだよなー(もちろんこう
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オールド・ボーイ(2013年製作の映画)

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完全に「パクチャヌク版の」リメイクという感じだけど、思ってたより悪くなかった。というか結構よかった。
まずパクチャヌク版にはなかった、監禁中のある「仕掛け」を入れたことによってストーリーに説得力が増し
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