TOTTOさんの映画レビュー・感想・評価

TOTTO

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親密さ(2012年製作の映画)

5.0

3年ぶりに鑑賞。「これは聞く練習だから」とか「ビデオは正直だ」とか、濱口の演技論がそのまま反映されてたんだな、と初めて気づいた。
前半ラストの夜明けのロングショットの美しさは何なんだろうな。映像だけじ
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カランコエの花(2016年製作の映画)

-

『赤色彗星倶楽部』の手島実優がまた女子高生役と聞いて観に行った。
想像していた手島実優とまったく違った……。振り幅あるね。より好きになりました。
映画は、説明するところと説明しないところのバランスがそ
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アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

-

SFに振り切ってて最高!
マーベル詳しくない私は、一連のヒーロー映画として観ることができないので。アントマンはもうSF映画だと思ってる。
敵みたいなポジションの人はいたけど、敵らしい敵1人も出てこなか
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

5.0

一瞬の夢なのか、積み上げられた時間なのか、どっちがどっちなのか。胡蝶の夢的な。
麦との時間と亮平との時間、そのどちらもが刹那的なものにも思えるし、厚みを持った過去にも思える。
視線がかち合う演出が素晴
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サニー 永遠の仲間たち(2011年製作の映画)

-

過去の彼女たちと現在の彼女たちを行き来する演出がこの映画の1番素晴らしいところだと思う。
1番最初、ワンカットでカメラを回転させるタイムスリップももちろんだけど、過去の自分をベンチで抱きしめるシーンは
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プールサイド・デイズ(2013年製作の映画)

5.0

毎年これを観ないと夏が始まらない。ようやく夏が来た。
家族や周囲の人との会話の心地悪さがリアル。特にボードゲームのシーンは超〜嫌だ。(雨の日の昼下がりってのがまた)
プールサイドの最高すぎるロケーショ
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ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

-

ダークコメディな雰囲気は好きだし、物語的にも超絶好みなはずなのに、何かダメだった。
何か細かいところが雑じゃないですか?
妹が映画制作に参加するところとか、両親が映画制作を受け入れるところとか。
すべ
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Mr.インクレディブル(2004年製作の映画)

5.0

すごく久しぶりに観たら、面白すぎて終始号泣してしまった。
子供の頃は単なるヒーロー映画として見てたけど、こういう現実とか社会の中に組み込まれるヒーローの立ち位置的な作品は大人になると沁みる。
元ヒーロ
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ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

-

ド派手な画。最高。
Tレックスからあんな逃れ方をした人間は他にいるんだろうか。
ファーストシーンがシリーズの中でダントツ怖かった。海底はもちろん、大雨の夜って怖すぎ。
からのマルコム博士で感情が高ぶり
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ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

5.0

数年ぶりに観たんだけど、完璧な映画すぎて号泣してしまった。
シチュエーションやロケーションを惜しみなく利用しまくったハラハラシーンの連続、迫力溢れる恐竜の視覚的楽しさ、ワクワク感。
そんな最高のエンタ
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

こんなのただのネタバラシ映画。なんだけど、観てる最中は確かにすごく楽しかったし、ギミックだけに頼った作品ではないと感じた。

最初に「ワンカットオブザデッド」の鑑賞において感じた違和感というか不満が、
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昼顔(2017年製作の映画)

5.0

視線の映画。
遮るものが唐突に消えて重なり、浮遊する視線。という再会の瞬間、最高にドキッとする。
カーテンを開けたら背後の妻と目が合う。逃げるように窓を開けることで視線を排除する。ここのカットは本当に
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赤色彗星倶楽部(2017年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

カットの繋ぎ方が終始ストレスだったけど、音が最高な映画だった。田舎の夜の音。
主人公の家のシーンがすべて良い。空気の湿度とかにおいとか温度とかが伝わってゾクゾクした。
あとヒロインの手島実優が素晴らし
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ホドロフスキーのDUNE(2013年製作の映画)

5.0

レフンがホドロフスキーからDUNEの資料を見せられながら映画の全貌を体感したように、この作品を観たということはつまりホドロフスキーの『DUNE』の断片を観たということなんだと思う。
恥ずかしながらホド
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犯罪都市(2017年製作の映画)

-

マドンソクが魅力的すぎる。マドンソクの顔と肉体で作られた映画。
チャンは見た目が全然コワそうじゃないのが効いてる。消火器の煙の中から現れたチャンの一連のアクションをワンカットで撮ったところカッコ良すぎ
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ダンガル きっと、つよくなる(2016年製作の映画)

-

余計な説明描写を入れずに、マハヴィルの人間性とインドの時代背景を冒頭のわずかな時間で描ききる手腕にまず引き込まれた。
テンポよく、一瞬たりとも冷めないスポ根映画。
試合シーンの迫力と熱量もすごくて、レ
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人妻集団暴行致死事件(1978年製作の映画)

5.0

初めてロマンポルノを観た日に出会って、忘れられずにいた作品。
分かっていて観ると奥さんのシーンが本当につらい。鍋を焦がしちゃった時のシーンとか。
若さという暴力。最初の人物紹介が終わったところで、あと
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魔人ドラキュラ(1931年製作の映画)

-

ベラ・ルゴシの顔が映るたびにいちいち怖い。とにかく異様なまでに怖い。子供の頃見てたら確実にトラウマ。
最後、屋敷の階段の上から下までを引きで捉えたショットがめちゃくちゃキマってた。

打鐘(ジャン)~男たちの激情~(1994年製作の映画)

-

面白かった!
ライバルがいてメンターがいてヒロインがいて、というどストレートな構造のスポ根映画。
だけどいつも通り人物の配置と動線が視覚的快楽を与えてくれる。公園の遊具のシーンとか超たのしい。夜の競輪
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机のなかみ(2006年製作の映画)

-

こういう同一時間軸を反復する作品って後半が単なるネタバラシになってしまう危険性があるけど、前半のちょっとイタいラブコメから後半の心臓を抉り取られる青春愛憎劇への転換が見事で、吉田監督の映画だなあと思っ>>続きを読む

グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

5.0

怪物登場シーンが素晴らしすぎるに尽きる。あのシーン、これまでに何回観たことか……
ロケーションがまず最高。人がたくさんいるけど街からは離れている河原。道路を走るバスから見下ろすショットの怖さよ。
登場
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ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)

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三作を通して、バラバラにした原作の要素を丁寧に組み立てつつオリジナルの要素も詰め込んだ構成が本当に見事だった!
「しのぶれど」「こひすてふ」を対比させて太一と新の戦いを描くというアイディアは素晴らしす
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ちはやふる 下の句(2016年製作の映画)

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イマイチだと思ってたけど、三部作だということを踏まえて再見したら超良かった。
走り出す千早を横移動で捉えたショットの破壊力が半端なくて泣く。
個人戦で「ちは」を取った時の、かるた部のメンバーと新を繋ぐ
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

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どう考えても好きなタイプの作品のはずなのに、まったくノレなかった。残念。
孤独を抱えた者同士が寄り添って愛が生まれていく物語なのに、その孤独の描写が希薄すぎる。どんどん気持ちが置いていかれた。
根底に
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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

-

夢に向かって奔走する爽やかなガールズムービーかと思いきや、もちろんそんなわけなかった。
会話のヒヤヒヤ・ゾワゾワ感、イヤな感じは相変わらずバームバック。
フランシスが恋愛について1人で語り出すシーン、
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ヤング・アダルト・ニューヨーク(2015年製作の映画)

-

イヤだなあ、本当にイヤだ。バームバックの映画は。
少しずつフラストレーションが溜まっていって、それをラストでスッキリではない形で昇華させる。
謝恩会のシーン、とても悔しくてやるせなくてみっともなくて泣
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花とアリス殺人事件(2015年製作の映画)

5.0

子供の頃って知らないことが多すぎたから、些細なことで怖くなったり不安になったりしたな。
花とアリスのやりとりが終始そんな瑞々しい感情で埋め尽くされていて最高。ラスト橋の上での再会シーンは馬鹿馬鹿しくて
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霊的ボリシェヴィキ(2017年製作の映画)

5.0

尋常じゃなく怖い。いくら目を凝らしても見えない顔、人間の言葉で説明できない恐ろしいモノ、静止する母親、目を閉じられない夢。「不可解なものを前にした時のどうしようもなさ」という恐怖が、語りによって直接的>>続きを読む

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

-

この手の物語にしては娘への愛情とか犯人への憎しみの描写が希薄で、娘の存在が宙に浮いててマクガフィンみたいな印象。(もはや看板もか?)
その分、怒りと暴力、赦しというテーマがピンポイントに照らされていた
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デトロイト(2017年製作の映画)

5.0

一刻も早く劇場を出たくて仕方なかった。
ドキュメンタリータッチだから余計に息苦しい。閉まる扉の隙間越しに死体を見るショットの恐ろしさ。
ウィルポールターは卑怯なクズ役がハマりすぎてるよ……。

MIND GAME マインド・ゲーム(2004年製作の映画)

5.0

ものすごい情報量と熱量に圧倒されてしまった。
湯浅作品の中でも一段とメタモルフォーゼが色濃く描かれていて脳みそが溶ける。
じーさんの「どっちが楽しいですかー?」の問いかけに号泣。
脱出シーンからエンデ
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マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)(2017年製作の映画)

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誰も人の話を聞いていない!
噛み合わないのに実にテンポよく展開されていく会話の心地悪さが心地よかった。
車を2人で壊すシーンが好き。可笑しくて優しい。
バームバックは「居心地の悪さ」を描くのが本当にう
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ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

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奥行きがあった、肉体があった。
ロトスコープと油絵の相性がこんなに良いなんて。厚く重ねた絵の具が身体の質量を持っていた。
物語もサスペンス調でありながら優しく、Loving Vincentというタイト
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夜明け告げるルーのうた(2017年製作の映画)

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噛まれると人魚になるという設定が、背後にある悲しみをとてつもなく優しい形に昇華させていたところがとにかく泣ける。
保健所の犬たちは尾びれを得て海を楽しそうに泳ぎ回るし、タコばあは人魚になって恋人と海に
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

上映後周りから「ハッピーエンドだと思ってたのに!」と聞こえてきたけど、こんなに幸福なラストシーンはないと私は思った。
2人の再会から「もうひとつのストーリー」への持って行き方が素晴らしくて泣く。(ちょ
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フリークス(怪物團/神の子ら)(1932年製作の映画)

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ゲテモノ映画的に扱われたり問題提起作品に見られがちだけど、そういうの抜きにしてこれは真っ当な愛の物語だと初めて観た時から私は思っている。
結婚パーティーのシーン、ハンスを見つめるフリーダの刺さるような
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