何だかこの1ヶ月、何に対しても興味が湧かず、生きる気力すらなく、毎日身の回りの物を捨て人生を終わらせる事ばかり考えていた。
どの映画を観ても「成程」という感想しか持てず、きっと気分のせいと思ってたのだけど、この映画はとても楽しませてもらいました。随分緊張してたらしく体が強ばっています。
それにしてもイ・ビョンホンが画面に出ると締まる。特にファンって訳じゃないけど、スターなんだな、素敵な役者だなと。
そして、ソン・ガンホ兄貴。この人出てたら大抵面白いの確定でしょ。本当、無茶しやがって…って感じでした。
この映画、ありとあらゆるパニックを詰め込んで、ヒューマンストーリーに昇華してるところが二重にも三重にも厚みを持たせてくれている。
私は最初から、音の使い方が緊迫感溢れていて、ラストの音楽も良くて秀逸だと思いました。
思いがけず家でこんなに満足してしまって、明日か明後日に『GODZILLA-1.0』か『法廷遊戯』を観に行こうとしてるんだけどがっかりしないか不安。