ヒットした「新感染ファイナル・エクスプレス」の舞台を飛行機にして、コンユをイビョンホンに入れ替え、リアルを追求するためにゾンビではなくバイオテロにして刑事ソン・ガンホ入れてみました、って感じ（いや新感染も製薬会社が絡んでた気がするけど）。おいしところを持っていくチョン・ドヨンかっこよかった。
飛行機乗っててこんなことあったらどうしようといういろんなケースを見せてくれるものすごくイヤな映画（褒めてます）。
この手の映画にしては長いんだけど、問題が一つ解決すると次の問題が発生していって尺の無駄使いはない。・・・けどやっぱりこの手のジャンルはもっと短い方がいいのは確か。
今どきの飛行機ならば外気と交換するので、隔離さえうまくいけばどうにか感染を抑え込めるのだが、古い飛行機なので、機内の空気は外部と入れ替えられることなく、フィルタを通して循環させているためウイルスが機内にとどまり続けるという説明もちゃんとついてた。
そしてバイオテロ機なので他国はもちろん自国も着陸拒否。うわーコロナ初期の豪華客船の扱いを思い出す。
しかしここで描かれている日本は強気の国。自衛隊として絶対ありえないほど強気。アメリカからケツ蹴られてたらああなるかもしれないけど。
ところで、この「非常宣言」は「メーデー」とは違うの？それよりも重いの？ナショジオのメーデーよく見てるけど、メーデーより軽いパンパンというのは知ってるけどメーデーって言ったり緊急事態を宣言します、といったりしていてよくわからない。しかしたしかに緊急事態宣言をすると空はその機のものになる、という解説をナショジオで見た。
全く関係ないのだけれど、テロ犯のイム・シワンがドラマ「模倣犯」のときの坂口健太郎にしか見えなかった。
