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MEMORY メモリーのShinMakitaのレビュー・感想・評価

MEMORY メモリー(2022年製作の映画)
1.9
メキシコ国内で「仕事」を続けてきた殺し屋アレックス・ルイス。最近彼は、物忘れが酷くなってきたことで引退を検討していた。しかし闇社会は甘くなく、新たなオファーを受けざるを得なくなる。場所はテキサス州エルパソ。標的は建築業の男エリス・ヴァンキャンプともう1人の計2人。ヴァンキャンプは難なく始末したアレックスだが、もう1人の標的が少女であることは現場に着くまで気づかなかった。引き返したアレックスは、仲介人の弁護士ボーデンに契約解除を一方的に通告する。「俺は子供を殺さない。少女がもし死んだら、貴様を殺す」と激怒するアレックス。だがボーデンから報告を受けた「依頼人」は、新たな刺客を送り、少女とアレックスを始末しようとする…
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人身売買組織を追うFBI捜査官ヴィンセント・セラは、メキシコ警察刑事ウーゴ・マルケスらと協力し、カルテルの情報を握るパパ・レオンを追い詰めた。しかし逮捕時に抵抗されレオンが死亡してしまう。レオンの遺児ベアトリスを保護したセラは、大した情報も持っていない彼女を環境の良いシェルターに住まわせるが、その直後、ベアトリスが殺害されてしまう。凶器は32口径。前日起きたヴァンキャンプ殺害と同じ凶器だ…



「MEMORY メモリー」

以下、ネタバレハイマーの殺し屋。

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ベルギー映画「ザ・ヒットマン」のリメイク。オリジナル未見ゆえに楽しめたかなという作品。ニーソン主演最新作というキャッチコピーがミスディレクションになっています。これ、圧倒的に警察側の方が魅力的で、ニーソンはただ痛々しいだけという哀しい映画なんですね。ガイ・ピアース、モニカ・ベルッチ、レイ・スティーブンソンという有名どころもたくさん出ているので、実は彼らのアンサンブルが見どころだったりします。中でもメキシコ警察刑事役のハロルド・トーレスが一番の掘り出し物。このキャラクターだけでTVシリーズを見てみたいと思わせるナイスガイでした。誰かに似てる…と思って今気づいたけど、鈴木一真ですよ。脇が似合うルックスだけど、私応援しています。

マーティン・キャンベルのザ・B級なとこはいつも通りなんだけど、GUNアクションが少々寂しかったのは残念。32口径の銃がPPKかSIG P230か分からなかったので、偉そうなことは言えないんだけど(苦笑)。
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