あまのうずめ

MEMORY メモリーのあまのうずめのレビュー・感想・評価

MEMORY メモリー(2022年製作の映画)
2.9
テキサス州エルパソ。メキシコからの人身売買の捜索をしていたFBI捜査官セラは揉み合って被疑者を死なせてしまう。父に言われ売春をしていた娘のベアトリスは身寄りを亡くしたこともあり移民収容所に入ることとなった。メキシコシティでは殺し屋のアレックスがマウリシオに辞めたいと言うも押し切られ最後の仕事だと引き受ける。アレックスにはアルツハイマーの症状が出ていた。


▶︎リーアム・ニーソンとガイ・スピアーズ共演のクライムアクション。凄腕の殺し屋との設定だが何せ71歳のリーアムなのでほぼガンアクションのみ。それでも説得力を持たせてしまうのは流石リーアム。しかもアルツハイマーが出た役とは恐れ入る。

ガイ・スピアーズ演じるセラは気概はあるものの上層部にいいようされている。アレックスとの接点がベアトリスで、彼女きっかけでアレックスに心を許すこととなる。仕事では余りパッとしない捜査官をガイが魅力的に演じていた。

面白い設定ではあるがボヤけた印象は拭えず全てが弱くなったのは残念。キャスティングと二人の共演に頼り過ぎで、ラストも強引にまとめてしまっている。良質のB級映画。