あまのうずめさんの映画レビュー・感想・評価

あまのうずめ

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ホリック xxxHOLiC(2022年製作の映画)

2.9

原作知らないのですが、よく分からず仕舞のストーリーだった。
蜷川作品だとすぐ分かる映像美やVFXもよく出来ていると思ったが、両者に乖離が見られたしストーリーに反映していなかった。
世界観は伝わったもの
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ベルイマン島にて(2021年製作の映画)

3.4

共に映画監督の年の差カップル、トニーとクリスは娘を預けて故イングマール・ベルイマン監督が映画のロケで訪れてから死ぬまで住んだスウェーデンのフォーレ島を自作創作の為の場として選び滞在する。
トニーは順調
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C.R.A.Z.Y.(2005年製作の映画)

3.5

クリスマス生まれのザックは五人兄弟の四男。レコードをたくさん持っていて元軍人で機関銃も撃てる父のことが大好きで父に贔屓されていたが、女装したのを見つかってから、その座を五男のイヴァンに譲る。ザックの成>>続きを読む

ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.7

一味違うホラー映画を製作する「ブラムハウス」製作。原作がスティーブン・キングの息子のジョー・ヒル。キング曰く「地獄のスタンド・バイ・ミー」と言う言葉が腑に落ちた。全くその通りのストーリー。

オープニ
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親愛なる同志たちへ(2020年製作の映画)

2.0

「スターリン時代は良かった」とかフルシチョフと比べて言うのは自由だが、スターリンって大虐殺者ですから、その時点でもう無理。もっと歴史に向き合おうよ。
観たことを後悔し、それでも最後まで観てしまう性格や
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パリ13区(2021年製作の映画)

3.9

ジャック・オディアール監督特集ラストは最新作になる今作。

共同脚本の「燃ゆる女の肖像」監督のセリーヌ・シアマと「ファイブ・デビルズ」監督のレア・ミシウスの色が出ていて興味深かった。

パリ13区の祖
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ディーパンの闘い(2015年製作の映画)

3.7

ジャック・オディアール監督特集にて

以前観たはずだと思っていたのは勘違いだった。陰影の深い映像から重い印象を受けるが、脚本はそこまででは無い。

スリランカ解放軍の兵士が妻子を亡くし軍を辞め、難民認
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君と歩く世界(2012年製作の映画)

3.5

ジャック・オディアール監督特集にて視聴

息子サムを引き取ったアリは姉を頼り南仏へ行き、格闘技の経験からクラブの用心棒となる。そこで起こった露出度高めのステファニーのケンカを止め家まで送って行く。
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預言者(2009年製作の映画)

3.5

ジャック・オディアール監督特集にて視聴

オドオドし刑務所に入って来たマリクは実質的に刑務所を仕切るセザールに裁判で証人となるアラブ系男を殺す様にと命じられる。

マリクが刑務所内での変化の過程をタハ
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真夜中のピアニスト(2005年製作の映画)

3.5

ジャック・オディアール監督特集にて

前にも観ていたが記録用の為再度視聴。悪徳不動産ブローカーのトム。父ロベールも同業で亡き母はピアニスト。母の元マネージャーだった男に会ったことでトムは諦めていたピア
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天使が隣で眠る夜(1994年製作の映画)

3.6

ジャック・オディアール特集にて視聴

刑事ミッキーが射殺されたことで見張りをしていた友人のシモンと、賭博師のマルクス、マルクスとヒッチハイクで知り合った頭の弱いフレデリックが交錯していくストーリー。
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天使のくれた時間(2000年製作の映画)

3.2

タワマンに住みフェラーリに乗る証券会社社長のジャックがクリスマスに13年前に別れた恋人のケイトと結婚し2人の父親になっている世界で目覚めるロマンティックファンタジー。

『全て持っている』と信じた成功
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大いなる陰謀(2007年製作の映画)

3.6

邦題で損してる、ミスリードしている。アフガン戦争の電撃作戦を上院議員とジャーナリスト、教授と生徒、作戦を遂行する教授の元教え子を同時刻、3つの場面で映す。

酷評の多い作品なのは分かるが問題提起として
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さまよう刃(2009年製作の映画)

3.6

娘にクスリを打ち陵辱して殺害遺棄された父は密告により犯人を知る。犯人は少年二人だった。

東野圭吾の秀作を寺尾聰主演で描くサスペンス。敵討ちが許されない法治国家で、少年法に守られた犯人に抱く父親の心情
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キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

3.3

侵攻して来た魏と戦う秦の戦闘シーンばかりでほぼ出来ていた。合戦の迫力を押し上げ様とする音楽がクラマックスばかりで緩急が無く、観ていて疲れる。

3のシーンがエンドロール後にあって、1と3の繋ぎの役割に
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ザ・ファイター(2010年製作の映画)

3.6

実在のボクサー、ミッキー・ウォードの伝記もので、マーク・ウォールバーグの製作・主演。

ミッキーの憧れのボクサーがジャンキーの兄ディッキーであったのと同じ様に、ウォールバーグもある種の憧憬の対象がミッ
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ノーカントリー(2007年製作の映画)

3.8

一度観ているが改めて観ても尚世界観に浸かれた。
ハビエル・バルデム演じるサイコパスな殺し屋シガーにどうして強烈な印象を植え付けられるが、脚本も良く脳裏に焼き付くセリフも多い。

音楽はほぼ無く映像から
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ヒューゴの不思議な発明(2011年製作の映画)

3.8

邦題でミスリードされそうな気がしないでも無いが、スコセッシ監督の映画愛溢れる映画黎明期の記録映画を少年ヒューゴを軸として描いた作品。

その映像処理、色彩、衣装、そしてカメラワークが素晴らしい。第84
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ゴーストライター(2010年製作の映画)

3.6

ゴーストライターのジョン・マドックスは元英首相アダム・ラングの自叙伝のゴーストライターの面接を受け採用される。前任のゴーストライターでラングの補佐官だったマカラは謎の死を遂げていた。

派手さは無いが
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愛、アムール(2012年製作の映画)

3.7

音楽がほぼ無くセリフのみの静寂な中、老夫婦の強く優しさに溢れた愛の物語。そこにはジョルジュによるアンヌの介護の姿がある。

観る年代によっては受け取り方は違うかも知れないが、一つの愛の形として尊敬する
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未来を生きる君たちへ(2010年製作の映画)

3.0

暴力と赦しについて言いたいことは分かるけど、描かれていることと自分の考え方に差異があるので、いくらアカデミー賞外国語映画賞を獲ろうと評価は低い。

暴力を振る方はバカだから同じになっちゃいけないと再び
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林檎とポラロイド(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

こう言うミニシアター系の映画は久しぶりに観た。

「新しい自分プログラム」の実践は中々シュールでクスッとするし、果物屋の店主がくどい位毎回同じセリフを言うのも笑った。

音楽テストであれ?と思い、犬の
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355(2022年製作の映画)

3.0

CIA,BND,MI6が組むのは分かるとして、そこに中国とコロンビアが絡むところに無理がある。アクションもキレが無く、スパイものに舵切った方が面白かった気がした。

ファン・ビンビンの姿が見れてご無事
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ザ・エージェント(1996年製作の映画)

3.6

トム・クルーズ特集がなければ選ばない作品だったのでチェックした甲斐はあった。

ハートウォーミングなサクセスストーリーを出演者たちがよりキラキラさせていた。

27年前の作品で部分的に古さは否めないも
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ア・フュー・グッドメン(1992年製作の映画)

3.6

「トップガン マーヴェリック」放送によるトム・クルーズ特集にて鑑賞。この頃のトム・クルーズものって毛嫌いしてたのでこの機会が無ければ観ていなかった。

司法取引ばかりのハーバード卒の海軍弁護士ダニエル
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PLAN 75(2022年製作の映画)

3.6

圧倒的にセリフ量が少なく、75歳以上の高齢者に死を選ぶ権利を認め支援する制度PLAN75が可決したと言う強烈なインパクトで進む。

同じ位強烈だったのはオープニングの高齢化社会に猟銃自殺で一石を投じた
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truth 〜姦しき弔いの果て〜(2021年製作の映画)

3.9

事故死した男の葬儀の後、彼の部屋に行くと自分こそが本命だと言う女が3人集まる。

面白いワンシチュエーション・ドラマだった。設定もそれぞれの人物の背景と肉付けもしっかりしてて対比も良し、女優陣も役を演
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耳をすませば(2020年製作の映画)

2.9

ジブリの「耳をすませば」の実写版と10年後の雫と聖司のその後と併せてて見せているが、どちらも中途半端。

中学時代のパートは雫役の子の演技がアニメ過ぎて失笑してしまうし、10年後のパートでは製作費が少
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関ヶ原(2017年製作の映画)

3.6

WOWOWの「燃えよ剣」放送による時代劇特集で鑑賞した。

原作未読だが、三成目線での関ヶ原として新たな発見は無かった。と言うことは司馬作の「関ヶ原」が定着しているとも言える。誰目線で天下分け目の合戦
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.9

今作視聴に備えて前作を視聴してから今作を鑑賞。 

前作と同じトップガンの説明が冒頭に入り、フォントまで同じオープニングに期待値が上がった。続編の描き方としてこれほど完璧な設定に感嘆する。

スカイア
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トップガン(1986年製作の映画)

3.6

当時は心に響かなかったが、戦闘機のことを少しかじるととってもワクワクする作りだと知った。

スカイアクションの緊迫感や迫力もさることながら、仕事に対する責務や友情、恋愛も織り込み世界最高のパイロットた
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燃えよ剣(2021年製作の映画)

3.4

「燃えよ剣」をベースに土方歳三を描いた原田眞人作品

冒頭から土方が過去を振り返り語るのは分かるけど、その後のナレーションは余計だった。大概一人称のナレーションが入るとつまらなくなる方程式がある。今作
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蜩ノ記(2013年製作の映画)

3.5

檀野は喧嘩で友人の脚を斬った処分として、7年前に大罪を犯して幽閉されている戸田が書いている家譜の清書と戸田の監視を言い渡される。戸田は3年後に切腹しなければならなかった。

所作が美しく、絶妙な構図も
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トム・ホーン(1980年製作の映画)

3.6

実在したトム・ホーンをマックイーンがエグゼクティブ・プロデューサーと主演を務めている。

アパッチ戦争でジェロニモを捕虜にして名を上げたトム・ホーンはワイオミングで牛泥棒から牧場を守ってくれと雇われる
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ブリット(1968年製作の映画)

3.7

『スティーブ・マックイーン特集』にて

サンフランシスコ市警刑事のブリットは公聴会の証人の警護を担当するが…。もうこの先言えない!

見せ場は何と言ってもカーアクション。カーレーサーでもあるマックイー
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ゲッタウェイ(1972年製作の映画)

3.6

マックイーンと「ある愛の詩」のアリ・マッグロー共演でガンアクション満載の銀行強盗からの逃亡物語。

血糊がペンキだったりする時代感はあるものの、何故に大スターをこんな所に入れたと言うシーン印象的過ぎる
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