ここ数年のニーソン主演作はどれもこれもハズレばかりだったので、今作もそれほど期待はしてなかったのだが、意外と面白かった。
が、終盤からラストにかけてはやや消化不良でモヤッとさせられるため、観終わったあとの後味は悪い。
認知症を発症し、引退を目前にした凄腕の殺し屋、アレックスの復讐劇を描く今作。
ストーリーに「96時間」ほどのスリリングさや爽快さはないものの、久々にたぎってるニーソンを観られたことに対しては満足してた。途中までは。
以下、ネタバレ注
人身売買の闇を突き止め、復讐を遂げていくところまではよかったが、最終的に黒幕を殺すまであと少しというところで失敗。そこから逆転があるかと思えばアレックスが警察に撃たれてあっさりと死ぬ始末。あとのことはガイ・ピアース演じるFBI捜査官に全任せで、最終的に彼の仲間の捜査官が黒幕を瞬殺しておしまい。最後は意外性があって悪くはないが、それでも視聴者的にはラストにニーソンが堂々と黒幕を殺す画を見てスッキリと終わりたかった。
にしてもニーソン、「96時間」のときと比べてかなり老けてる…
御年71歳やから当たり前っちゃ当たり前やけど。
アクションは引退してほしくないなあ
