サンヨンイチ

“それ”がいる森のサンヨンイチのネタバレレビュー・内容・結末

“それ”がいる森(2022年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

もう中田秀夫監督と親交があるからといって
本作を褒める識者の姿は見たくない。
さすがに無理がある。酷すぎだ。

目を瞑っていても分かる
説明セリフの多さが
全く気にならないほど
ストーリーが破綻している。

カラスに啄まれている死体よりも
黒こげの地面が気になる相葉雅紀。
黒こげの正体は「YouTuberの仕業」とのたまう刑事だが、
なぜか黒こげの周囲にだけKEEPOUTのテープが貼られている。
その以前に二人の行方不明者と
強盗の死体が見つかっているのに、だ。
何が気になっていて
何が軽視されているのか、この1シーンだけで
もう分からない。


何故あんな下手なサッカーを
脈絡なく長時間見せられたのだろうか。
何故、ノックしたのだろうか。
何故棒で小突いただけで倒せると思っているのか。


やっつけにもほどがある。


こうした、
試みの作品があるのは分かる。
が、
それを加味しても
目線が低すぎて、舐められているように感じる。
これを面白い、というより
面白がる、という風潮にも納得できない。