このレビューはネタバレを含みます
もう中田秀夫監督と親交があるからといって
本作を褒める識者の姿は見たくない。
さすがに無理がある。酷すぎだ。
目を瞑っていても分かる
説明セリフの多さが
全く気にならないほど
ストーリーが破綻している。
カラスに啄まれている死体よりも
黒こげの地面が気になる相葉雅紀。
黒こげの正体は「YouTuberの仕業」とのたまう刑事だが、
なぜか黒こげの周囲にだけKEEPOUTのテープが貼られている。
その以前に二人の行方不明者と
強盗の死体が見つかっているのに、だ。
何が気になっていて
何が軽視されているのか、この1シーンだけで
もう分からない。
何故あんな下手なサッカーを
脈絡なく長時間見せられたのだろうか。
何故、ノックしたのだろうか。
何故棒で小突いただけで倒せると思っているのか。
やっつけにもほどがある。
こうした、
試みの作品があるのは分かる。
が、
それを加味しても
目線が低すぎて、舐められているように感じる。
これを面白い、というより
面白がる、という風潮にも納得できない。