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ザリガニの鳴くところのSENTIMENTのネタバレレビュー・内容・結末

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

チェイスへの振りも多分にあると思うが、お父さんもっこり良くないねぇ。。
しかもしれっと娘置き去りにして消えるかい?消えれるかい?
とんでもない精神構造の人間は存在するんだなぁ。

周りも子供であるが故の残酷さもあるのだが、そうとうはいえ幼少期の蔑み方が見てる側でも辛かったので、こんな先入観や偏見は持ってはいけないし、自分は持ってないとも思っていたものの、正直チェイスに送った首飾りがない時点でめっちゃ疑ってたのと、陪審員が偏見の塊だと思い込んでいたので、 彼女の無罪が確定した時に1番偏見を持っていたのは自分かもと自身を責めました。。
感動で目を潤めながら。

ただ首飾りがのちに見つかってサイコパスな伏線回収がされるのではとは思い続けていたのだが半分当たっていたものの、想定してた展開とは違った。
しっかり幸せな歳の取り方を見せてくれたし、羨ましいとまで思われされたのちだったのでもっとインパクト出してくるかなと思いきや、さらっと終わらせたことに物足りなさを感じるものの、この終わりで良かったのかもと感じた自分もいました。

チェイスはクズで、殺されても仕方ない恐怖を彼女に与えたと思いつつも、無実を勝ち取り娘のように可愛がってくれた人の葬式シーンも経たうえでの「結局殺してました」は想像していたにも関わらず心が震えた。

愛する人にも言わず死ぬまで隠し通した殺人の罪に裏切りチックなものを感じていたが、編集者とのトークで「善悪などない。生き抜くために必死」と湿地の動物のことを語っていたが、自分も含めてだったのだとすれば納得がいかなくもない。
気づけばあの発言自体が犯行の決断を示すものだったのか。。

そういえばですが、ザリガニの鳴くところはどこだったんだ?
ボートで隠れてたあたり?
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