このレビューはネタバレを含みます
同情の涙がずっと止まらないのに、いつの間にか
すべて自然の摂理であって善悪はない・可哀想ではないという懐にスッと落ち着いていて、、、
とても大きな大自然の中に人間の感情や論理は通用しない事を本能に染み渡らせる映画でした。
それと同時に、
人間だからこそできる挑戦、世界を広げる事、生きる場所や方法を試行錯誤できる事、
これって心が瀕死した時に心が回復できる人間環境がないとできない事なのだと改めて実感しました。
外の世界に羽を伸ばす事、それって心や身体が危険に晒されて瀕死になっても
回復できる可能性があればできる事。
1人で回復できるか分からないのであれば、生きる為にリスクは犯さない。
自然の摂理。
最後の最後でカイアが犯人であったとしても
『あぁ…へぇ…』と
大自然の中に茫然としてしまう様な脚本と演出がすごかったです。