このレビューはネタバレを含みます
ノースカロライナの湿地帯で町の人気者の青年が変死体で発見された。早々に容疑者として町の人々から「湿地の娘(マーシュガール)」と呼ばれ蔑まれている女性が逮捕されるが、、、
ミステリーかと思ったらミステリーじゃなかった!w
カイアの生い立ちから現在に至るまでの経緯がまあ壮絶。
親や家族が次々に出ていき学校に行けば小汚いだの変人だのでバカにされ、恋人にも去られて傷が塞がった頃に出来た恋人はとんだDV野郎だった!
湿地帯の豊かな自然と落ち着いたスコアが心地よく長い作品だけど時間を忘れて見入ってしまう。
最後もハッピーエンドかと思わせて結局手を下していた、となるんだけど、自然の摂理として考えれば「生きる知恵」となるわけで、彼女からすると善悪の基準ではないということ。劇中でもそう名言されてるし。
そう考えるとなかなかいい終わり方だと思った。