ほにゃららちゃぴらら

ザリガニの鳴くところのほにゃららちゃぴららのネタバレレビュー・内容・結末

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

うわ~良かった。
好きだ。
息を飲む自然の美しさ。

自然の音、水の音が心地良い。

作品の空気が好きすぎる。

タイトル的に泥臭い汚い感じなのかと思ったらあまりに美しかった。でもやっぱり”湿った泥臭い秘境”。観終わると秀逸なタイトルだと気付かされる筋書き。

原作未読で情報を入れてなかった分、ミステリー作品っていう情報で鑑賞したのが良かった。

ってのも恋愛映画は苦手な事が多い為、恋愛映画だとインプットしていたら選んで観てなかったかも。この作品を観て恋愛系映画も良いなと思った。この作品が好みに刺さったってのはあるかもしれないけれどw

そして殺人サスペンスミステリーを解く人間側の視点の作品じゃない点。その為サスペンスとしての細部や緻密さは求めてないし気にならない。

主人公の女の子、名演技だと思った。
本当に”好き”かどうかの女心と様々な感情と異質な生き様、人間性が伝わる演技。
いくら初めての性行為をしようが交際してるだとか、行為や形は関係がない、心が伝わる演技。チェイスに対してははなから心の傷と孤独の埋め合わせ感が凄かった。

雑貨店夫婦が好きすぎる。
1番推しまであった。

本当に癒されて沁みた作品だった。
そしてゾワッとさせるミステリー。
美しく心地良い映像と音に包まれる映画に弱い。
原作も読もう。