ロストケアのまさなおのネタバレレビュー・内容・結末

認知症はヒトゴトではない。介護はキレイゴトではない。その殺人もエソラゴトではない。誰でも起こりうること。父親を手に掛けるシーンでは涙が止まらなくなった。
自分の家族が介護必要になったり認知症になってしまったら、どこに相談すれば良いのか分かっていない。

亡くなってお互いが救われる事例も絶対あるだろう。これからの時代はもっと増えるかもしれない。
「殺したいが死んで欲しくない」
「死んで欲しいが殺したくない」
と思う日々の中で相手が死にたいと懇願したら。
人が死ぬとは。人を殺すとは。嘱託殺人の罪とは。

本心を言えば
忘れることは死と同じではないのか。相手が全てを忘れたら。自分が全てを忘れたら。
自分が認知症だと診断されたらいつでも安らかな死を選ぶこともできる世の中が良い。

深すぎて訳分かんなくなる。