ゆうゆ

ロストケアのゆうゆのレビュー・感想・評価

ロストケア(2023年製作の映画)
3.7

揺るぎないはずの親子の絆が試され朽ちていく過程のやるせなさ この"社会の穴"は確かに存在してして、検察と被疑者 両者の問いかけと主張に善悪の本質は不鮮明となり 正解も不正解も出せない自分がいる。
血の繋がりは果たして愛を紡ぐ螺旋なのか 重い鎖なのか。

原作読了済み。苦悩と葛藤からうまれた絶対正義、重い十字架を背負っても決してぶれることのなかった悲しい親子愛に涙。
父親の視点で映される 愛おしい息子の記憶で幕を閉じるエンドロールにぎゅっとなる。
ゆうゆ

ゆうゆ