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映画刀剣乱舞-黎明-のharuのネタバレレビュー・内容・結末

映画刀剣乱舞-黎明-(2023年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます


この映画の主人公は伊吹、琴音、人間たち
そう捉えたら楽しめると思う。



作中での刀剣男士の扱い方も、仮の主に付随して動く、遡行軍が出てきたら戦闘、というくらいの印象。
ただ仮の主との関わりはどのペアもすっごく良かった!殺陣もかっこいいし、この現代遠征が「特命任務」扱いなのも面白い。
各々もっと深掘りしたアナザーストーリーとか本当欲しい。特に長谷部と実弦の出会いのシーンが欲しい。

三日月と国広はそれに加えて歴史上で闇に葬られた人々の扱い的な問題を言い合っていたけど、それってほかのメディアミックスでも何度か議題に上げられてて、個人的にはどの話も納得いってないからそこの所はうーんって感じだった。


人間側のストーリーは面白かった!
伊吹と弟くんの回想は胸が苦しくなったし、「弟を亡くすことが運命なら、運命を呪うしかない」っていうのはめちゃくちゃ正論。そりゃそうだ。
酒呑童子の角や遡行軍と出会ってしまった伊吹も被害者だよ。一緒にいることで悪感情が増幅されてるんじゃ?みたいな勝手なイメージもあるから、伊吹自身も言ってたけど、利用されてたんだね。
ここの葛藤は結局外の声ではなく、自分の中の声を聞いて納得するしかないと思うから、ここで琴音ちゃんの能力が発揮されるのも良いと思った。

琴音ちゃんも今までノイズにしか聞こえてなかった音を声として初めて認識して、人々の念いを目にして、成長していく姿が良かった🥲友達思いなのも素敵。


最後の刀剣男士大集合は普通に見どころだったし楽しかった。刀剣男士見に来た人は楽しめるみたいなフィーバータイム😂
とある本丸の究極系がこれなのかなーと。


最後にちょっと気になったところも。
京都の舞妓さんとか友だちの病室とかにも刀剣男士顕現されてたけど、あれって各地に遡行軍が現れてたの?それなら被害甚大では?
かといって居ないのなら、人の念いで顕現されたみたいな描写なのかとは思うけど、その男士たちはそのあとどうしたの?みたいな疑問が残ってちょっと消化不良。
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