会社員のイ・ナミは飲み会の帰り道、バスの中でスマホを落としてしまう。
それを拾った男。
その男はナミのスマホに折り返しかかってきた友だちや本人からの電話に対し音声アプリの応答で個人情報を聞き出そうとする。
当然スマホにはパスワードがかかっているため、そのパスワードを知ろうと男は画面の修理を請け負う体でパスワードを聞き出し、スパイウエアを仕込み、別のスマホと完全に動作が同期され、カメラやマイクが常時オンとなった。
同期先のスマホですべてがわかるようにした男はナミのスマホから来る情報であらゆることを把握する。
別場面では殺人現場にいた刑事のウ・ジマンは証拠から何年も連絡をとっていない息子が殺人の犯人だと突き止め、息子を探し出そうとする。
物語の中盤から真相が明らかになるも、犯人を追い詰めるところで新たな展開が起き、また徐々に狂気の姿を表す犯人との攻防やラストのスピード感のある進行は最後まで面白く観れた。
連続殺人犯にしては過去の殺人とは打って変わって、本編では証拠を残しすぎだったのが若干気になったが、サイコパスの極みのような演技は上手かった。
