デヒ

東京2020オリンピック SIDE:Bのデヒのネタバレレビュー・内容・結末

東京2020オリンピック SIDE:B(2022年製作の映画)
2.6

このレビューはネタバレを含みます

東京オリンピック2020の開催準備とコロナによる開催延期、開催するまでの紆余曲折とその裏方を支える動き。選手たちの思い、医療陣の思い、政治家の思い、オリンピック委員会の思い。そして市民たちの思い。

結局は「〜〜困難を乗り越えて立ち上がった日本」を伝えている。そして、「成功的な開催は難しくても未来にこんな希望的なスロガンをかけた祭りがあったんだと記憶されたいというメッセージ。100年後にこの祭りは子供たちにどうやって記憶されているのか。

SIDE:Bでは残念なところが結構あり、機嫌を損ねるような不便な場面も多数ある。
一番残念なところは、SIDE:Aのオープニングで五輪中止を叫ぶデモ現場が映っていた。大変興味を持った場面だった。Bで扱うと思って大変期待していて、いくつかの場面があったが、彼らの中に踏み込んでなかった。彼らのインタビューがあってほしかった。彼らにも様々な思いがあることを見せてほしかった。五輪委員会に集中しすぎたようだ。やっぱり日本は最高だよ! というプロパガンダの感じがした。

2011福島原子力事故と1945年8月の広島原子爆弾投下。日本にはこんな苦難が多かったが、皆が勝ち抜いてこのように皆が仰ぐ先進国になった。
五輪委員長のバッハが広島に行って平和云々しながら原爆ドームに行って涙を流す場面。これは日本の政府で仕掛けただろうが、意図がはっきり見える。あきれて言葉が出なかった。
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