neroli

知られざるマリリン・モンロー 残されたテープのneroliのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

1962年8月5日、36歳でこの世を去った、マリリン・モンロー氏。
死因については知っていましたが、もうちょっと情報が知りたいと思い見てみました〜
 
 
「意図的に死の真相を隠した。」
「ケネディ兄弟と関わったから。」
 
実際、事故現場にジョン・F・ケネディの弟、ロバート・ケネディ氏はいたらしい。
 
 
事の発端は、作家アーサー・ミラー氏との結婚。
アーサー・ミラー氏が共産党員であった為、モンローはFBIにつけられていた。
 
モンローが左派なのでは?という疑いからFBIはモンローをマークしていた。
 
もし左派であれば、ケネディ兄弟と愛人関係になっていたモンローは、政治的な意味では大変なことです〜
 
 
特に、弟のロバート・ケネディ氏と仲よかったが、モンローに左派の疑いがあり、ロバートは、交流関係を切るように言われたのでしょうね〜
 
ある時からロバートは、モンローに冷たくなります。
それを受けて、モンローは「利用された」と感じるようになります。
 
 
事故当日、激しい口論。
その後に、衝動的に薬物を大量摂取したものと思われます。
 
意識不明であったが、心臓や肺は動いていた為、救急車で病院に運ばれた。
しかし、途中、心肺停止状態となり死亡が確認された為、モンローの家に引き返したとのこと。
(救急車に医師も同乗🚑)
 
wikipediaに書いてあるような、薬物を大量摂取して、裸の状態でメイドさんに発見されたというのは嘘の情報ということです。
 
 
「他殺」という観点から考えると、普通、病院には運ばず、死ぬまでモンローの家で見届けるでしょう〜
ということは、「他殺」はなさそう〜
 
 
『自殺か薬の過剰摂取による事故死か?』
と最後まで結論は出ていませんが、両方の意味合いがありそう。
 
 
一般的に、自殺のように見えて亡くなった方の中には、「自殺して死んでしまおう。」と本気では思っていなくても、ふとした拍子に亡くなる事があります。
 
本気で飛び降りようとは思ってなくても、足を滑らせて落ちて亡くなるパターン。
 
気を失って転倒するパターン。
実際、自殺する人は「解離した状態が多い。」という論文も読んだことがあります。
 
あくまでも、私見なのですが、モンローも、それに近いのかもしれませんね。
 
 
 
小さい頃から、両親に見放されて、孤児院や里親の元で育ったマリリン・モンロー氏。
虐待も受けていた。

母親は精神病院に入院していたそう。
 
土曜日の夜は、一人で映画を見に行き「女優になりたい」と思っていたそう。
 
精神科医のカルテには「パラノイド」(妄想的)という記載や、「マゾヒスティック」(自虐的)という記載があります。
 
『被害的になりやすく、情緒不安定なパーソナリティ』の可能性があります。
 
 
モンローは、恋愛、結婚もうまくいかず、娼婦的と書かれていたり、安定した友人関係を築けなかったとも言われています。
 
 
そういったパーソナリティのモンローが、大好きだったロバート・ケネディから冷たくされ、大量服薬をして、ロバートの気を引こうとしたのでしょう〜
 
服薬量がたまたま偶然、致死量に達しており、気をひくつもりが、偶然亡くなったのかもしれません。
 
 
モンローが、本当に左派だったのかはわかりませんが、せめて左派でなければこんな悲劇は起きなかったのかもしれません。
 
でも、本当の左派であれば、ロバートが冷たくし始めた時に、「政治的な意味合いで、関係を切られようとしているのかな?」と、普通は思うはずですが…。
 
と思うと、本気の左派ではなかったような感じですが…。
 
 
 
『事故死か自殺か他殺か?』〜私見〜
 
ロバート・ケネディ氏の気を引こうと大量服薬したが、偶然致死量に達して、モンローは亡くなった。
 
ケネディ一家は、モンローが政治的な意味で邪魔な存在になっていた。
そういう意味では、広い意味での他殺。
 
 
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