①カルロス・ゴーンの独裁を許してしまった社内のガバナンスの問題と②日本のアンフェアな司法制度の問題を切り分けて考える必要があると思った。
日産の社内にいれば誰もが大規模なリストラが必要だと認識していたのに問題を先送りにしていた。そこでルノーから派遣され、リバイバルプランを遂行し、ターンアラウドを成功させたコストカッターとしての実績は評価すべきだと思う。
西川社長を筆頭に日本の役員達はみなカルロス・ゴーンの資金の私的利用を知らなかったと言うが、知らなかったではすまされないと思う。動画を見る限り、ゴーンの勢いに日本人達は圧倒されていて、言うべきことをはっきり言えないような雰囲気があったのではないかと感じる。
日本の大企業は取締役に女性や社外の人を入れ、外から見た体裁を整えるだけでなく、本当の意味で会社の持続可能な成長に資するようなガバナンス体制を確立させてもらいたい。
