ミム

マルセル 靴をはいた小さな貝のミムのレビュー・感想・評価

4.0
貝の子が主人公のお話でこんなに感動するとは思わなかった...!!貝が靴履いて歩いて人間と喋ってるなんて、子供向けかと思いきや大人の心に刺さりまくる心理描写と展開で涙ぐんでしまった。
マルセルが家族と離れ離れになっても寂しさを隠して気丈に振舞い、おばあちゃんと2人でたくましく生活してる様子が健気で愛おしい。守ってあげたくてたまらん。
おばあちゃんも頑張って畑仕事したり、マルセルと支え合い、彼の幸せを願ってアドバイスしたりと深い愛情を見せてくれる。冷静且つお茶目な発言も素敵だったな。
おばあちゃんが元気なフリをするために食べきれないご飯をこっそり捨てたり、クレヨンで顔の血色良く見せる所は心が締め付けられたわ。マルセルが自分の体調を気にせず新しいことにチャレンジ出来るように優しい嘘をつくなんて、健気すぎる。
マルセルが最後おばあちゃんのために歌ってるところもジーンときた。
マルセルに幸あれ〜!!
ミム

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