内場悠月

劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)の内場悠月のネタバレレビュー・内容・結末

2.8

このレビューはネタバレを含みます

そこそこだった。個人的には前作『新宿プライベート・アイズ』と同じくらいの感想?
それなりには楽しめたが、できればもう一つ盛り上がってほしかった感。
もう一つ足りない感があった。

(ちなみに、原作・TVアニメは序盤の数話を観ている程度で、基本知識がある程度のにわかファンです)

前半はシティーハンターらしい、古臭いコメディ感があって良かった。いちいち女性にエッチなことしようとしてかおりに制裁を喰らう というもはや伝統芸のような感じがあり、ちゃんと冴羽獠らしさを感じられた。

そんな普段はだらしない獠だからこそ、ところどころで見せる切れ者らしさ、最強のスイーパーとしての一面がより際立っていた。
作り手が、しっかりシティーハンターのファンを楽しませようとしてるのを感じられた。

今回のゲストヒロインの女が実はとある組織の暗殺者だとわかるが、いきなりりょうと決裂するわけではなく、敵と分かってるけど馴れ合う、そしてまた敵ムーブをかましたかと思えばまた馴れ合う…みたいな感じで、敵なのかそうではないのかがちょっと曖昧だった。
女を狙う敵2人もあんまり悪い奴では無さそうだし、全体的に「明確な悪」がいなくてやや緊迫感に欠けてたかも。
黒幕っぽいやつも一応いたが今回はちょっとしか出てないし。

最後の戦いも見応えはあるっちゃあるが、映画にしてはややこじんまりしていた。他に誰もいない場所で、薬で暴走したゲストヒロインと戦う、というのはちょっと物足りなかったかも。
エピソードの1つなら全然良いが、映画ならもっと大規模な戦い、スペクタクルを見たかったかも。

一応今回の映画内で事件は解決したが。今回は"最終章の序章"って感じで、本当の敵とはまだエンカウントした程度なので、割とこじんまりとしちゃったのかも。
この続きが2部作、もしかすると3部作くらいありそうなので、そちらは楽しみにしている。

ただ、まさかのあの有名キャラが出てきたのでびっくりしたしテンション上がった。
個人的にその作品の大ファンなので嬉しかった。
(たしかに作品のテイストは似てるけど)
内場悠月

内場悠月