Apple TV+オリジナルのクリスマス&ミュージカル映画。
もともとミュージカル好きだから、スコアはちょっとオマケ。
チャールズ・ディケンズ原作『クリスマス・キャロル』の現代版。
ウィル・フェレルが演じる、悪人を改心させるためにクリスマスに現れるゴーストが、ライアン・レイノルズ扮する「改心は不可能」な男を更生させようとするコメディ。
ライアン・レイノルズが主人公かな? と思って観ていたら、中盤でゴーストの設定が明かされて、むしろウィル・フェレルがメイン。
設定が明かされてから序盤を見直すとめちゃめちゃ面白い!
(逆に「設定明かすの遅くない?」とツッコミ入れたくなってしまう。)
ミュージカル演出については、他の出演作でも歌っているウィル・フェレルは普通に上手くて楽しそう。
ライアン・レイノルズやオクタヴィア・スペンサーが歌っているのは新鮮だった。
いちいちミュージカルノリになるのを笑い飛ばす演出なのは、いかにもコメディ作品という感じ。
メインキャストにミュージカル畑の人がいない分、ダンスや歌で今作に貢献している方々(いわゆるモブキャラ)の功績は大きいと思うんだよね…!
「ザ・ミュージカル!!」なシーンは本当に楽しかったから、メインキャストではない方々ももっとクローズアップして見せて欲しかった。
いろいろ書いたけれど、ミュージカルでありつつファミリー映画の体裁も保っているので、気楽に楽しく観られる。
ホリデーシーズンにぜひ観たい、ハッピーなコメディ作品。