これよかったな。アルフォンソ・キュアロンのプロデュース、監督はロドリゴ・ガルシア(そういえば「ゼロ・グラビティ」脚本も手掛けてたね)。
イーサン・ホークとユアン・マクレガーが異母兄弟を演じるドラマ。
疎遠だった父が亡くなった。亡き父が二人に託した最後の願いは墓穴掘り!?
感動系かな?と思わせる紹介だったが、俺の墓の穴をお前らが掘れという遺言に始まりしんみりしそうな題材に笑いも混ぜ、決して仲は良くなさそうな対照的な兄弟二人が亡き父の本当の気持ちを知るというやつ。
亡くなったお父さんは死体でしか登場せず、どんな人だったかは二人の記憶と残された他の初対面の息子たちやコミュニティな人々から聞くぐらい。
二人の記憶と周囲の人々の記憶では父の姿が真逆と言っていいほど違う。
その違いに戸惑う様子もユーモラスに描かれていた。
ユアン・マクレガーが演じるレイモンドは平穏と儀式を好むおっとりきっちりキャラなのに突然珍行動に走って一瞬ヒヤッとしたし、イーサン・ホークが演じるレイのモテっぷりはあの破天荒モテモテお父さんの血をひいてるんだな…なんて思ってたが。
そんなん今さらあり?な展開ありつつ、ことを荒立てずにほっこり終わらせたのもよかった。
イーサン・ホークがトランペットを演奏する場面が二度ほどあったがやっぱりめちゃくちゃカッコいいな。
(「ブルーに生まれついて」でも演奏シーンかっこよかったしね)