サンタフェ

ラック 幸運をさがす旅のサンタフェのレビュー・感想・評価

ラック 幸運をさがす旅(2022年製作の映画)
4.2
シンプルに面白かった〜!

安心感しかない。さすがラセター、なんならPixarよりPixarしてました。

映像から脚本まで全てツボの押さえ方が完璧すぎたので、いや〜よかったしか言うことがないんですが、逆に完璧すぎてじゃあDisneyやPixarの名作と何が違うのかを考えてしまいました。

これは本作に限ったことではないんですが、最近のCGアニメ映画って本当にキャラデザが普通ですよね。Disney/Pixarですとリメンバーミーあたりからずっと感じてるんですが、なんなら本編を観たことがなくても知っている/認識できるようなキャラクターがいない。本作の黒猫やPixarのレッサーパンダ、バズライトイヤーの猫とか、かわいいんですけど、そもそも猫もレッサーパンダもデザインではなくその動物自体がかわいいんですよね。

例えばウッディやバズ、モンスターズインクのペアやニモ…というか初期のPixarはもはや全作品にそういう類稀なキャラクターデザインがいたので全員ってなっちゃうんですが、本当にそういうキャラクターデザインがないですよね。「車」という極めて平凡な題材なのに一目で作品を規定するカーズのようなデザイン性がない。車をあんな風に描くのはカーズしかないわけです。

キャラクターデザインが良い悪いの前に、そもそもキャラクターデザインがないですよね。最後のそういうキャラクターデザインってオラフとかベイマックスとかでしょうか。

まずは何よりもキャラデザから始まる日本の文化だからそう思うんですかね〜。でも昔のディズニーはあったと思うんですけど。
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