サンタフェ

ULTRAMAN: RISINGのサンタフェのレビュー・感想・評価

ULTRAMAN: RISING(2024年製作の映画)
4.1
ピクサー文脈のウルトラマン。

おぉ…特別期待値が低かったとかではないんですが、想像を遥かに超える良作でした…。ウルトラマンは子どもの頃に観た微かな記憶しかないのでウルトラマン文脈で作品を評価することはできないのですが、アメリカ制作ということでもっとアメコミ文脈の作品かと思ったらめちゃくちゃピクサー文脈の作品でした。とてもよかった。

「モンスターと人間×子育て」という構図がめちゃくちゃモンスターズインクを思い出させるんですが、そこに加えて親子の確執もあり、親子の確執を解消し主人公が親となりそれにより人としても成長する、という連鎖がめちゃくちゃ綺麗でした…。さらに親になるという自己犠牲心の部分がウルトラマンというヒーローにも繋がっているのですよね。

そういったファミリー要素がかなり強くDisney特にピクサーの食感がある温かい作品なんですが、その上でウルトラマンなので当然怪獣バトルもあり、そちらは本家なだけあってDisney作品を遥かに超えるアニメーションという良いとこどりの満足度が高い作品でした。

特に3DCGとアニメーションのハイブリッドのアクション作画は映像だけで満足度が高く、Disneyピクサー作品にない魅力を追加させていました。良作でした!
サンタフェ

サンタフェ