はみ

犬も食わねどチャーリーは笑うのはみのレビュー・感想・評価

4.0
物語の終盤、蓑山さんが主人公に打ち明ける自分の家庭の話、これが本作の核心だと、私的に思った。夫婦が共に当たり前に暮らしている事のありがたさを指摘してくれた。これで、ディスってばかりいる妻たちの軽薄さが浮き彫りになった感があったかと。

何か大きなアクシデントや災いが起こった時に、支え合う事が出来るか… 共にうろたえ、怒ったり泣いたりしながらも共に立ち上がる事が出来るか…
それには、やはり常日頃の、相手への気遣いが土台なんだなぁ…と。

あと、舞台挨拶内で、なぜフクロウなのか?という話題になって、監督が「定点観測のようなもので…」と答えられ、あぁ、なるほど、と納得。各シーンにフクロウ「チャーリー」の洞察ある視線が効いていた。
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