このレビューはネタバレを含みます
一体何を見せられているのか、全くわからない。だけど、最後まで没入して見てしまう作品です。こういう不可解な作品こそ、映画館で見るのが楽しい。
ドッグフードの瓶にさされた供花が最初と最後に描かれることから、最初のコンビニでの事故の時点で加藤は死んでいたのか。
加藤が迷い込んだ世界はともかくとしても、ジグザグを襲う化け物は何だったのか。何の描写だったのか。
加藤という主人公を描くために、ジグザグまでも怪奇的な体験をする必要があったのか。
そもそも、ジグザグという名前は何なのか。
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恵子が最後に加藤に言う「絶対振り返らないで」は千と千尋の神隠しを思わせた。
「千と千尋の神隠し」での異世界は千尋を成長させる場所として描かれるが、今回はどうだっただろうか。
また、小説「コンビニたそがれ堂」があるように、コンビニは時に、不思議な力を持つ場所として表現される。
それくらい、ありとあらゆる人が利用する場所で、混沌が詰まった場所なのだと思う。だから、コンビニをモチーフとした作品はカオスでおもしろい。と個人的には思う。
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最後に。俳優成田凌さんが好きなのですが「窮鼠はチーズの夢をみる」「愛がなんだ」といい、今回もなかなかにクズだった(笑)
