このレビューはネタバレを含みます
京都 貴船にある老舗料理旅館"ふじや"。仲居のミコト(藤谷理子)は、別館裏の貴船川のほとりに佇んでいたところを女将に呼ばれて仕事に向かうが、2分前にいた貴船川のほとりに戻ってしまう。ミコト以外の番頭、仲居、料理人、宿泊客たちも、2分間のループを実感しており、協力して原因を突き止めようとする中、貴船一帯に異変が生じ始める。ミコトはある思いを抱えながら、そんな状況を眺めていた。
旅館の従業員がみな優しい。トゲトゲしている人物がいないことと複数人が記憶を共有しているのでイライラせずにすむが、特に目新しさは感じない。初期位置というワードは新しいか。
ミコトがラブコメやっている間、陰で理系に強い料理人が動いていたのだろうが、その分解決が駆け足ぎみに感じた。