ヨーロッパ企画お得意のループもの。
これが年々規模がちっこくなっていくところが、上田さんの面白さで、そのミニマムぶりにもはや「上田流」「上田式」とでも呼びたくなる。
さすが「半径10メートルの非日常」。
舞台は斬新な仕掛けも魅力だが、映画は徹底して手作りなのもいい。
近年ヨーロッパ企画に加入した藤谷理子をメインに、映画ではかわいいロマンスも。
ダンジョンのような古い旅館、ヨーロッパ面々の会話劇。
「魔法のリノベ」で上田組に迎えられた近藤芳正さんも、小者感満載でいい味だしてた。
時間軸がおかしくなってる、なんてせりふもよかったなー。
