初めての車を購入した若い頃、貴船の近郊に住んでいたことがある。
しかし天狗伝説のある鞍馬の方が断然興味を惹いていたので、川床しか聞いた事が無かった貴船はあまり記憶に無く、今となっては勿体なかったと思う。
京都の素晴らしい神社仏閣は、住んでいるとサッパリ良さが分からなかったが、いざ離れてみてオッサンになってから訪れてみると、外国人が惹かれる理由がよく分かる。
新しい街並みの中にパッチワークの様に平安時代、室町時代が共存する異世界に迷い込んだ気がする。
洛北貴船山中の神社とsuperstitiousなタイムループは確かに親和性が高いと思う。
オマケにループ物なら舞台設定に掛かる予算も小さく済ませる事が出来る。
ヨーロッパ企画って、京都だったのね。
プロットは兎も角、冬の貴船を堪能出来る映画だと思う。
