小さな蝶の羽ばたきが大きな流れや渦を作る。と言ってもバタフライエフェクトの話ではなくて。
たったひとつの些細な思いつきが、とんでもないモノを作り出すことだってあるって話。
人類の思考思索の荒野には、未踏の地がまだまだあるのだと勇気づけられる佳作。
途中からのダレ加減やラストの弱さなんかは数限りなく指摘されているだろうけど。
それでも前半に対する評価は揺るぎない。
これぞ映画なんだよという久しぶりの高揚感をもたらしてくれたことへの感謝の4.0。
リープもループも見飽きて辟易してる我々の頭にガツンと特大の一撃。
そういや、登場人物だって、リープもループも見てきたからこそのあの反応、あの演技。
そのへんの時代感にも座布団1枚。