倉持リネン

ジュリアの記憶の倉持リネンのレビュー・感想・評価

ジュリアの記憶(2011年製作の映画)
3.6
人の顔が認識できない主人公が事件の容疑者となり取り調べを受ける映画。

実は私もこの主人公ほどでは無いが人の顔を認識するのがかなり苦手(写真の丸暗記はできるが、動いてる人としてのイメージができない)。

大学生の時は相貌失認(顔覚えられない病)をテーマにレポートを書いたこともある。

で、基本的には声とか匂いで人を判別するので覚えるのに時間がかかり、例えば中学高校のクラス替えでは一学期が終わる頃にやっと名前と個人が一致する感じだった(その為とりあえず目があった人全員に挨拶をしており、お陰で友達は多かった)

そんな私に言わせてみれば、本作の結末は納得がいかない。

顔は見分けがつかなくとも、声や匂いである程度個人を識別できるはずと思うからだ。


とはいえ、アイデアは面白いし、取調べの警官が次々入れ替わる演出(私はまったく気づかなかった笑)も良かった。
倉持リネン

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