旅するランナー

ミッション:インポッシブルの旅するランナーのレビュー・感想・評価

4.7
【この映画は絶対的に消滅しない】

この1作目は、やはり好きですね。
「スパイ大作戦」のチョコマカ感を継承しているし、
ブライアン・デ・パルマ監督のスタイルも感じるし、
俳優陣も豪華だし。
DVDも持っているけど、何度観ても飽きません。

特にCIA潜入・宙ぶらりんシーン。
帰ってくる下痢おじさん、ジャン・レノの握力の限界、そこに迫りくるネズミ君、こすれるロープ、トム・クルーズの汗、落下するナイフ。
小さなピンチをいくつも重ねて、大きなハラハラドキドキ感を生み出す名シーンです。

それと、プラハの夜が、スパイ映画の雰囲気にとっても合っています。
僕は、5年間プラハに住んでいましたが、あのカレル橋からカンパ島のあたりはお気に入りのスポットです。
また、あんな大きな水槽のレストランはありませんが、旧市街広場もチャッカリ使われています。

プラハの街を見事にロケした、優秀な映画ですから、そのつもりで。
プラハ当局もかなり関与しているに違いありません。
なお、この映画は絶対的に消滅しない。