槌

哭悲/The Sadnessの槌のレビュー・感想・評価

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)
4.5
これはヒデェ〜!
設定、描写、ストーリー、どこにも救いもない!

何がヒドいって、今作のインモラルで残虐悪趣味極まりない描写は全て、市井の人々の中で眠っていた悪意が発露しただけに過ぎないのだ。
そして、彼らが流す涙の意味が明かされる終盤、監督のあまりの外道っぷりに慄いた。

この世界は無意味でクソであることを中指立てて突きつけまくる本作のノンストップ鬼畜具合、これぞホラー映画の真髄。

「終わったからもう帰れ!」と言わんばかりのエンドロールも最高です。

2022年81本目
槌