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哭悲/The SadnessのHALのレビュー・感想・評価

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)
5.0
カニバリズム系のパンクロック映画じゃなくて、爽快感がなくて消化器周辺に作用する映画。

日々SNSで気取っていてぽいこというくさいやつも夜はAVをみている。

卒アルで罪悪感を感じてる。
隠され続けた真相を恐ろしくいかにもで描いてるからこんなに、心の底から怖いで形容される感情以上の嫌悪を感じる。

陰鬱で鬱映画かつ、倫理観が潰れる展開で二度と見たくないは、的を得てる。0.5回くらいで十分で、1.0回でもういいまでいく



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電車の中で話しかけるだけで白眼視。

多様性という便利ワードで認められてるが、一方でそちらのことを全く考えず白黒はっきりさせるような規制が隅々まで行き渡り「電車内で話す」に代表される自由。人間的つながりを棲み分けることが現実となっていく。

フェミニズムへの理解のなさ。
フェミニズムという言葉じゃなくて、社会的人間生活の常識的な考えがなく、理性のない男
という面と
孤独を抱えて悲しく心の声の真逆を表情に表すしかないサラリーマン、社会人として描かれているおじさんたち。


現実の認識は、人によって違って
表現は、その或部分を切り取って悪いもの、理解されないものなら怪物や怖いものに置き換える。
意識されないけど、日常的に自動的に使っている感情を掘り起こし、認識できると嫌悪を感じたり、憤怒を起こす。

倫理観は相対的であるからこそ、各々に任せることはできない。

時に人間は、頭の弱さからくる因果の取り違えや理性がエラーを起こし情欲へのバランスが偏ってしまう。
しかし社会的動物である我々は生存のため主に子孫繁栄のためだけに生きることは外的要因や環境変化には耐えられない。
そこで後頭葉が発達した我々は道徳律を作りだした。
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