タンバリンマン

哭悲/The Sadnessのタンバリンマンのレビュー・感想・評価

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)
4.4
やりおった…
阿鼻叫喚の地獄絵図、えぐすぎて画面全てがモザイクで覆われたときはちょっと笑ってしまった。

でも、声を大にして言いたい。この映画は素晴らしい(感染していない)
理性をぶっ壊すウイルスによる混乱を描いてるんやけど、感染の有無の境界線が薄いこと。見せるシーンと見せないシーンの使い分けが上手すぎることによって、恐怖が何倍にも膨れ上がっている。

ラストシーンも、個人的に羽生えるくらい鳥肌たった。人間の、社会の、深部をえぐりだす大問題作。観たいって人いたら全力で止めようと思う。