渡辺智子

島守の塔の渡辺智子のレビュー・感想・評価

島守の塔(2022年製作の映画)
3.6
第二次大戦末期の沖縄戦前に本土から赴任してきた知事の島田と県警本部長の原田、現地の皇国少女の凛の三人を中心にした物語。沖縄戦が実は本土侵攻を遅らせるための作戦だったので沖縄の人々を守るために二人の役人は奮闘するも無駄になってしまう。しかし知事の生きろという言葉は軍国少女の凛のなかに大きな変化をもたらしたのだった。しかし岡本喜八の沖縄決戦で描かれていた集団自決が描かれていないのには疑問は残るし演出に古いところもあるけど力作ではあります。
渡辺智子

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