アキカナ

告白、あるいは完璧な弁護のアキカナのレビュー・感想・評価

告白、あるいは完璧な弁護(2020年製作の映画)
3.5
韓国のミステリーもの『告白、あるいは完璧な弁護』。二人芝居をみているようで面白かった。ドンパチも、爆破シーンも、激しい暴力シーンもないけど、二人の会話が、とにかく神経戦なのよ。舞台なら二人の会話劇でも成り立つんちゃうかなぁ、このお話し。

女弁護士(実は違うねんけど)が被告人のIT社長にホテルのフロント係の写真を見せたあたりで、この弁護士=被害者の母親ってことが、わかったよ、わたし。その前から、彼の顧問弁護士が、この女弁護士と電話で話しはしてるけど会ってないから「この人、本来の弁護人とちゃうかも…」ってのは感じてた。あと、事故も事件も実は芝居で、北朝鮮スパイがぐるみで「この会社のIT技術を盗もうとしてるのかも…」ってのも想像した。

こんなふうに、観客側に、もしかしてこうじゃないか?ああじゃないか?と推理させるあたりも面白かった。あと、殺された不倫相手の女性が、仲間由紀恵さんに似てた。
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