このレビューはネタバレを含みます
ロケーションがいいのもあるけど、構図とカメラワーク完璧。風力発電のプロペラのシーンは特に印象的だった。
近代都市社会の到来にあたり、建築家の巨匠コルビュジエは「人間とロバの道」において、蛇行してクネクネとした道ではなく、人間の道は目的地に最短で着くという効率から直線こそが相応しいと批判して説いてましたが、それに対する疑問も提示している。と見えた。
だからこそロバの行き当たりばったりの今作はロードムービーとして素晴らしい。そんな作品初めて観たが、これは同時に最初の飼い主とのラブストーリーだ。心の声が聞こえた。草食動物愛好家としてこんな最高な作品はない。
ロバは愚か者とか言われているが、結局のところ人間が1番愚か。
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